「創業融資に積極的な銀行」の見分け方

こんにちは。横山幸一です。

ここを見れば、創業融資に積極的な金融機関なのかどうかわかります。

 

創業融資に関する相談で、意外と多いのが「どこが貸してもらいやすい銀行なのか?」という質問です。

 

一番、貸してもらいやすいのは、「日本政策金融公庫」です。

 

今までは、民間銀行は創業融資にあまり積極的ではありませんでした。創業者の早期廃業率が高かったからです。

これが、近くの銀行に創業融資を申込みに行っても、なかなか取り扱ってもらえなかった理由です。

 

しかし、現在、その状況は変わりかけています。積極的に創業融資を行っている銀行も出始めているのです。

 

例えば、大阪では1つの銀行が積極的に創業融資に取り組んでいます。

具体的にお伝えすると「池田泉州銀行」です。

 

今までは、「どこが創業融資に積極的に取り組む銀行なのか?」
というのを調べるのは、とても難しかったのです。

 

でも、これからは「どの銀行が創業融資に積極的で、どの銀行が消極的なのか」を、見分けることが可能になっています。

どう見分けるかと言うと、その銀行が「金融仲介機能のベンチマーク」のどの「選択ベンチマーク」を選んでいるのかを調べるのです。

 

「金融仲介機能のベンチマーク」はこちらです。

その中の共通ベンチマークの中に
「3.金融機関が関与した創業・第二創業の件数」
という項目が入っています。

ということは、どの銀行もある程度は、創業融資に取り組まなくてはいけなくなっているのです。

 

その銀行が、本気で創業融資を行おうとしているかどうかを、見極めるために見るべき「選択ベンチマーク」は、


「項目(3)本業(企業価値の向上)支援・企業のライフステージに応じたソリューションの提供」の中の「16、創業支援先数(支援内容別)」

です。

 

この項目を、選択ベンチマークとして選んでいる銀行は、少なくとも創業融資に関して積極的になっていると考えられます。

 

それと合わせて、その銀行が創業融資に関する独自融資商品を開発しているようであれば、かなり積極的に、創業融資を行おうとしていると判断できます。

 

そして、近くの支店を訪ねて、その創業に関する独自融資商品について、貸付担当者に詳細を聞いてみてください。

しっかりと説明してもらうことができる銀行なら「創業融資について、積極的な銀行」と判断しても間違いないと言えます。