こんにちは。横山幸一です。
2つの会社を想像してみてください。
同じ業種で、事業規模や売上、利益も同じです。
片方は、銀行からどんどんお金を借りることが出来ています。
もう一方の会社は、まったく借り入れることができない。
どうしてこのような違いができてしまうのでしょう?
でも、実はこんな話は、結構ありますよね。
さあ、そこでチェックしてみましょう。
あなたの会社は、この10項目の特徴にいくつ当てはまりますか?
1、どちらかと言えば、依存することが多いと感じる
2、数字には弱いほうだ
3、当事者意識が少ないと言われたことがある
4、自分の悪いところを反省する前に、つい人に文句を言ってしまう
5、自分を大きく見せたい
6、もっと行動力があればと思う
7、すぐ感情的になってしまうほうだ
8、人の話を聞かないと言われる
9、自分でも素直でない気がする
10、約束を守らないこともある
1、どちらかと言えば、依存することが多いと感じる
事業計画書を作成するとき、専門家に丸投げをするケースをよく見かけます。
自分の会社の大事な部分を人任せにするのは、社長としての能力を疑わても仕方ありません。
2、数字には弱いほうだ
昔は、利益率の高い商売ができたので、多少、どんぶり勘定でも利益がでましたが、現在のように薄利多売のビジネスになってしまうと、どんぶり勘定では利益が残りません。
社長が数字に弱い場合は「儲けることのできない会社」と判断されてしまいます。
3、当事者意識が少ないと言われたことがある
融資のために資料の作成をお願いしても「難しいことはわからないから、そっちで作っておいてよ」と丸投げする社長に対して、銀行の人間は「誰の会社なんだ」と不満を感じてしまいます。
4、自分の悪いところを反省する前に、つい人に文句を言ってしまう
あきらかに自分に落ち度があるにもかかわらず、人のせいにしてばかりいる社長には、銀行の担当者としては支援する気になりません。
5、自分を大きく見せたい
自分を大きく見せようとして大風呂敷を広げている社長は、銀行にとって「信用できない人」と思われてしまいます。
6、もっと行動力があればと思う
銀行は融資の際に、社長に対していろいろな注文をしてきます。
その注文にすぐはこたえず、いつまでたっても行動しない場合、
銀行の担当者は「この人は本気で借りる気があるのかな?」と、疑問を持ってしまいます。
7、すぐ感情的になってしまうほうだ
理性的な話をしていても、すぐに怒り出す社長がいます。大事な話をしているときに、感情的になり冷静に話ができない人は、商売も感情に左右されると考えられ、合理的な判断ができない社長と評価されます。
8、人の話を聞かないと言われる
せっかく、役に立つ提案をしているのに、自分の考えに凝り固まって人の話を聞こうとしない社長に対して、担当者は二度と提案する気にはなれません。
9、自分でも素直でない気がする
同じく、いい提案をしても否定ばかりされていては、これも銀行の担当者は「この人のために役に立とう」という気には、到底なれません。
10、約束を守らないこともある
「約束していたことを忘れ、アポをすっぽかす」
「約束の時間の5分前に、日程変更の依頼がある」
以上の10項目に複数個の心当たりがある社長は要注意です。
銀行側から「約束を守らない人」というレッテルがついてしまいます。
「約束を守らない=いざというときお金を返さない」と思われてしまいますので、銀行は融資をしたいと思わなくなります。
銀行の人間にとって「応援したくなる社長」でないと、銀行は本気で支援する気にはなってくれません。
少しくらい難しくても「応援したくなる社長」の融資案件は、「何とか頑張って、稟議を通そう」という気になって、一生懸命頑張ってくれます。
でも「応援したい気にならない社長」に対しては、稟議書を書く際でも「これぐらいでいいか」と、本気になってもらえません。
大切なことは、「銀行側になって考えること」
それができない社長は、銀行から融資を引き出すことは難しいでしょう。
融資を受けやすい社長になることができれば、資金繰りに対する不安のほとんどは解消されます。
でも、多くの社長はどうすれば「融資をうけやすい体質」になれるのか知りません。
まずは、問い合わせや相談をしてみるのが大事です。